やっちまいました!

2006/06/18 (Sun)
日ごろの疲れがたまっていたのか、朝、自転車で駅に向かう途中に激しくすっ転んでしまいました。

え?普通、いい年した大人が自転車で転ばないだろって?

いや、それがさ、意識が一瞬飛んじゃってね。前のめりにコケたんよ。

右手が、ハンドルに押さえつけられるような感じになったんだけど、

僕の自転車はさ、ややロード寄りのクロスバイクなのね。

んで、そのとき20kmチョイでてたのさ。

手のひらが大根おろしみたいに「ガリガリ~」って…

時間ないから、右手血まみれのまま、駅に向かって電車乗ったんだけど、割と誰も気にしないモンなのね。血がポタポタ垂れてても。

その後コンビニで、包帯やらガーゼやら買って、自分で処置したんだけど、血が全然止まんなくて3時間位でこんな感じに…


というわけで、皆さんあんまり無理しちゃダメよ~。

怪我するから。

特に、受験生のみんなは育ち盛りなんだから、しっかり眠ってぐんぐん大きくなろうね!(何?このキャラ?

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「車輪の下」ヘッセ

2006/06/05 (Mon)
この本については多くを語るまい…

というか、語れないのだけど。

何か、昔の自分とダブってきちゃうんですよね。

もちろん、僕はハンスみたいに優秀じゃなかったですけど(笑


この本を初めて読んだのは二十歳くらいの頃だったけど、せめて十代の頃に読んでいれば少しは…

いや、それは言うまい。


とにかくお薦めです!

とくに学生さんに読んで欲しい一冊。

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「封印再度」森博嗣

2006/05/31 (Wed)
毎度の事だけど、もういい加減分かるだろうに…という状況になっても、話が呑込めない警察が(色んな意味で)凄い…。

「あ~、ウチのトイレのドアも、冬場になると開きにくくなる事があるんですよね~」くらいの事を言う人が居ても良さそうなんだけど…

そうです、ウチのトイレは冬場になると、外側の壁に付いている磨りガラスの窓せいで、気圧が下がってドアが開きにくくなる事がよくあるんです。

と、どうでもいいようなプライベートネタを言ってみる(笑

まぁ、正直推理小説とかは苦手なので、このくらいのじゃないと読めないんですけどね。

というか、私としては話さえ面白ければいいのだよキミ(誰?


今回も、犀川君と萌絵のラブラブ話はズンドコドコと進行していき、結婚するだの死ぬ死なないだのというところまでイッチマイます(笑

それに比べて事件の扱いなんて、そのストーリーにくっ付いてるレタスの切れッ端(ミニトマトでもいいけど)みたいモンなんですよ。

…それは流石に言い過ぎか。

うん、まぁ、オマケみたいなものって事ね。(どちらにせよヒドい



というわけで(どういうわけで?)今回も、2人の会話をちょっとだけ抜粋。

と、その前にいろいろ軽く補足。

犀川君は毎朝時計を秒針まで合わせるのを習慣にしていて

「人を待たせるという行為は、他人の時間を盗むことだ。」

なんてことを口癖にしてるくせに、雪の降りしきるクリスマス・イブの寒空の下、お嬢様の萌絵を1時間以上も待たせちゃったからさあ大変!しかもこれで4回目!

極めつけに犀川君てば、これまでの人生で約束の時間に遅れたのは、その4回だけだという言わなくてもいいことまで言っちゃうからさあ大変!これは修羅場だよ〜!!




「ふうん…」

萌絵は顎を上げる。

「聞き捨てならないわ。もう、絶対許せない。それ、どういう了見かしら?(中略)これって、何かの試練なんですか?ああ、そうね。そうだ、きっと何か私をお試しになっているんでしょう?西之園萌絵を試そうとしてるわけ…。そうだわ、テストですね?きっと、そう…、どれくらいで私が怒るのか調べていらっしゃるのでしょう?データを採っているのね?こっそりエクセルで折れ線グラフでも描いているのでしょう?そう、第一回目は一時間二十分でしたけど…、私、全然怒りませんでしたものね?どこだったか覚えてます?」

「デニーズだ」

「そう、正解…。去年の八月です」

萌絵はコートを脱いで、ソファの上にそれを勢い良く投げつける。

「どうです?先生のご希望どおり、私、だんだん気が短くなってるでしょう?こういう環境にいたら、誰だって矯正されてしまうか、反発して蓄積してしまうか、どちらかですものね?先生、きっと気の短い女性が好きなんだわ!これって、私を短気な女にさせるための矯正ギプスなんですね?もう、このまま、あと五年もしたら、きっと世界で一番気の短い女になるんだわ、私。ちょっとしたことで、真っ赤になって、ナプキンに手が届かないだけで、フォークを投げつけるようになりますからね。もう、許せない。本当、どうしよう…。何、壊してやろうかしら…、もう…」

「何でも良いよ」

犀川は座ったまま萌絵を見ていた。

「それとも、一発、僕を殴る?」




なんかさ、犀川君、挑発してるとしか思えないんだけど(笑

この喋り方は、苗字みたいな名前のお父さん譲りなのか?

とりあえず、このあと何だかんだで(表向きは)仲直りして

「子供できたらどうする?」

「それが問題?」

なんてデンジャラスな会話をしたり、萌絵の「血液の病気」が発覚したり、そのせいで犀川君が萌絵に求婚したりとすさまじい急展開!

…もちろんこの文章に嘘は書いてないけど、意図的に情報を制限してるので、本当のところが知りたい人は、買って読んでくださいな。

多分、愕然とするから!(爆笑

半分くらいの人は萌絵に対して怒るだろうな~。

ま~、僕はありと思いますけどね~。

可愛らしいんじゃない?



ところで、最近ずっと森博嗣の本ばっかりだなぁ〜。

というわけで、次は海外モノの予定。

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「詩的私的ジャック」森博嗣

2006/05/28 (Sun)
前作の終盤辺りから、何とはなしにそんな感じがしないでもなかったけど、まさかココまで…

え?何の話かって?

それはもちろん、犀川君と萌絵のラヴラヴ路線の話だよキミ。

前作の時は、部活中の萌絵が犀川にクイズを出して、もし着替えが終わるまでに問題が解けなかったらホッペにキスをしろと言い残して、犀川の返事を聞かずにサッサと着替えに行ってしまうのさ。もちろん我らが犀川君は苦も無く答を導き出すのだけど、そこでこう思うわけ。

「答えを言おうか?それとも解けなかった事にしようか?これは難問だぞ…」

ええ!?犀川君ってこんなキャラだっけ!?それともこれは、前回の逆トリックに対する作者なりのヒント!?

…といった感じで衝撃を受けたのだけど、今回はこんなもんじゃない!!


<以下本文からの引用>



大学の敷地からオーバーハングして生い茂っている樹々のため、辺りはますます暗くなる。周囲に人気はなかった。

彼は一度立ち止まって、煙草に火をつける。

「西之園君。目を瞑ってごらん」犀川は言った。

「え!?」萌絵は驚いたようだった。「何?何?先生」

「いや、別に大したことじゃないよ」

萌絵は犀川に近づく。二人は、数字の11よりも接近した。

「目を瞑って…」

「どうして?」

「君が大人になったってことを、認めようと思ってさ」

「先生…」萌絵はうっとりとした顔になる。

「いいから、目を瞑ってごらん。良いものをあげるから」

「わあ、凄い!どきどきしちゃうわ」

彼女は素直に目を瞑って、少し上を向いた。

犀川は、火をつけたばかりの自分の煙草を彼女の口にくわえさせた。


<引用おわり>





……

………

助けてアン○ンマン!!


振り上げたこぶしをどこへ下ろせば良いのか分からないままモンキーダンス。みたいな気分(何だそれ

あの、女性と二人っきりで夜道を歩いたのは生まれて初めてだよ。な犀川君はどこへ行っちゃったんだろう!?2年の間に一体何が!?

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