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友達と吉祥寺で軽く飲んで、ホロ酔い気分でフワフワ歩いていると、地下鉄の出口の近くで30代後半から40代前半くらいの男2人女1人の3人組が何やらモメている。
「何だろう?」
と、覗き込んでみると、泥酔したニット帽の男性が歩道にうつ伏せで倒れ込んで息も絶え絶えに喘いでいるのを、もう一人の男性(この人も結構酔っている)が何やら説教していて、それを女性がたしなめているように見えた。
関わりたくないので立ち去ろうとしたのだけど、説教の声が段々荒っぽくなってきて、地下鉄出口の壁を蹴る音や、女性の悲鳴が聞こえてくる。
これは大事になるやもと思い、友達に警察を呼んでくるように頼んで駆け足で戻ってみると、先ほど寝転がっていたニット帽の男性が起き上がり、説教をしていた男性と掴み合いの喧嘩になっている。
たまたま通りかかった人がニット帽の男性を押さえて、僕が説教の人を羽交い締めにしたのだけど、その様子をキャーキャー言いながら見ていた女性が、説教の人に歩み寄り頬を撫でながら
「こんな事をされて可哀想に…」
などと言っている。
そう思うのならば、僕に向かって「放してあげて」なり言えば良い物を、何故にそんな独白風に言ってんのやら…。
自己陶酔型なのか?
2人とも頭が冷えたようなので拘束を解いてダッシュで交番に向かい、お巡りさんに
「お騒がせしました!喧嘩は収まりました〜」
と報告して、お巡りさんの
「放っておくのが一番だよ」
という金言を噛み締めつつ
「やってらんないね〜」
と、友達と言い合いながら次なる飲み場を探すのでした。
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