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きしず座
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無職
趣味:
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19xx年11月30日

年のころ:

四半世紀+2

好きなイロ:

赤、黒、白、オレンジ


好きなモノ:

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何故彼女が僕に向かって「私を忘れないで」と頼んだのか、その理由も今の僕にはわかる。もちろん直子は知っていたのだ。僕の中で彼女に関する記憶がいつか薄らいでいくであろうということを。だからこそ彼女は僕に向かって訴えかけねばならなかったのだ。「私のことをいつまでも忘れないで。私が存在していたことを覚えておいて」と。
そう考えると僕はたまらなく哀しい。何故なら直子は僕のことを愛してさえいなかったからだ。

実を言うとノルウェイの森は『100パーセントの恋愛小説』という振れこみと、かなりの賛否両論っぷりのせいで何となく敬遠していたんですが、たまたま目に付いたので買ってしまいました。

で、読後の率直な感想。
僕は好きです。僕はね。

多くの村上春樹の作品がそうであるように、世界そのものに死の影がひっそりと寄り添っているような…そんなやや暗めの雰囲気で、面白いだとか感動するとか誰かが幸せになるとか、そういったタイプの話ではないので、「ベストセラー」だとか「人気作家の作品」だといったフィルターを取り除いてしまうと、好き嫌いはハッキリ分かれるとおもいます。
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日付を変えられると言う事を最近知りました。その日のうちに書くのが一番なんですけどね。


自分で調べるまでも無く、沼地様のお陰で花の名前が分かった訳ですが(ああ!沼地様感謝いたします!)
確かに「雪柳」って感じの風情があります。
これが本当に柳位の大きさがあったら圧巻だろうなぁ…
ちなみに花言葉は「けなげ」裏花言葉は「もっともらしく猫をかぶる」だとか(笑


これはたぶんノゲシ?同じ草花でも葉の形が違ったりするからよく分からんて。
ちなみに写り込んでる自転車は、僕のじゃなくて放置自転車です。
なんかハーレーみたいな形だった(笑
今日はとてもいい天気で、太陽もサンサンと光り輝いていたので何か撮ろうと思い
カメラを持って出勤しました。
パチリパチリと何枚か撮ったけど、結局ろくな写真はほとんど撮れませんでしたが、一枚だけそれなりに気に入ったのが撮れました。

どうです?結構可愛らしく撮れてるとおもうんですけど。
まぁ、僕の腕ってよりは花が実際に可愛らしかったってのと、とてもいい天気だったからってのが大きい(というかそれがほとんど)んだけれども(笑
残念ながら花の名前は分かりません。
そういうのって余り詳しくないので。
綺麗な花は「綺麗な花」で良いじゃないかってタイプだから(笑
でもやっぱり気になるから、そのうち調べよう。うん
またもや森博嗣の本ですが、今回は
「虚空の黙祷者」「純白の女」「彼女の迷宮」「真夜中の悲鳴」「優しい恋人へ僕から」「ミステリィ対戦の前夜」「誰もいなくなった」「何をするためにきたのか」「悩める刑事」「心の法則」「キシマ先生の静かな生活」
の11編からなる短編集です。

一見して文学的な作品や、幻想的な作品、コメディー調のものなど、一つ一つの作品が全く違った個性を放っているのですが、根底には森博嗣らしい計算されたストーリーや、数学的(?)なユーモアが散りばめられており、一つの話を読み終わっても、次に読み進むのが楽しみな作りになっています。。
ちなみに、イラストレーションは山田章博氏、巻末の解説は、漫画家の萩尾望都先生が筆を執っているので、ファンの方はそれだけで一見の価値があると思います。
森家の愛犬(シェルティー?)の名前が「トーマ」というのは余りにも有名な話(笑
はいはい、続けて読んじゃいましたよ町田康の処女作「くっすん大黒」
いや、正直かなり面白かったです。
パンク歌手なのにこんなに面白い文章が書けるのか!
…というか、パンク歌手だからこその独特の文体なのか?
などと言う事はどうでも良いとして、面白かった!
表題作「くっすん大黒」と「河原のアパラ」の2本立てだったのだけど、どちらも面白かった!
さっきから「面白かった!」ばっかりでろくな感想書いてない気がするのは気のせいではないはず…(笑
うん、ちゃんと書こうよ自分!
と言う訳で、ちゃんと書きます!
ええと…何だっけ?そうそう「くっすん大黒」
はっきりってストーリーはさして面白くも無い…というか無きに等しいほど。
でも何故か面白いんです(あはは、また「面白い」って言っちゃったよ

何もしたくなくなり仕事を辞め3年間だらだらと飲んだくれ、気が付けば妻が居ない。
鏡を見ると、かつての紅顔の美少年は何処へやら、何とも面白い顔になってしまっている。あはは、大黒様のようだ。
あぁ、自分がこんな面白い顔になってしまったから妻は出て行ってしまったのか。
おまけに金や通帳、金目のものはすべて持ち出されている。
それにしても先ほどからイライラしてたまらない。部屋の片隅に転がっている5寸ばかりの金属製の大黒のせいだ。
今すぐこいつをどこかに捨てこます。

そんな感じで大黒を捨てに出かけた主人公が大黒を中々捨てる事が出来ず右往左往する。
たったそれだけの話なのだけど、彼の身の周りに起こる出来事や、そのほかの登場人物たちの個性が爆発していて目が離せない。
何より町田康の文章が魅力的なのだ。無意味な言葉がそこら中に散りばめられ何とも不思議な心地よさ。
余りにも面白いので話が終わりに近づくにつれ寂寥感というか何とも寂しい気分になり、ついには読み終わってしまうと「ああ、終わってしまった…」と言うような気持ちになる。
しかし、それはそれで心地良い…
2時間もあれば一冊読み切れる程度の長さなので、ぜひ読んでください。後悔はしないと思います。

著者、町田康のWEBサイトはコチラ↓余りにも簡潔で意味不明な日記が町田康的
http://www.machidakou.com/information.html