「白い犬とワルツを」(テリー・ケイ)

2006/04/14 (Fri)
き ょ う 妻 が 死 ん だ 。 結 婚 生 活 五 十 七 年 、 幸 せ だ っ た 。

こんなに簡単な日記ははじめてだった。
この日は忘れない。牧師は忘れても、俺が忘れるものか。



久しぶりに本を読みました。
それもかなり久しぶりの海外作品です。

いつものように電車の中で読んでたんですが、不覚にも人前でボロボロないてしまいました。
こういう本は家でじっくり読むもんですね。やっぱり(笑
花粉症の季節でよかった…(笑


大筋は、最愛の妻「コウラ」に先立たれた八十一歳の老人「サム」が、妻と入れ替わるように現れた不思議な白い犬と一緒に余生を過ごし、最期は家族に見守られながら癌でこの世を去るまでの話です。
これだけ書くと何の変哲もない暗い話のようなのですが、不思議なほどに爽やかな読み味。
サムの頑固で…でも真面目で暖かな人柄は、国や人種を越えて好感の持てるものだとおもいます。
世間的には、その道(苗木栽培)の第一人者として、何かあるたびに彼の名前が引き合いに出されるほどの名声を持っているんですが、そんな事を気にもとめない(気付いてない)というのも何となくカッコイイです。

<涙腺ポイント>
サムが、コウラとの思い出を夢に見るシーンが何度も出てくるんですが、直接的な表現をほとんど使わないのに、サムのコウラに対する愛情が痛いほど伝わってきて、それはもうボロボロと涙が溢れてきます。
それに、コウラの人間性…というか、キャラクターもかなり好きです。
少女的というか…天真爛漫と言うか…そんな感じの印象でした。
きっと可愛らしいおばあちゃんだったんでしょうね。

「愛してる」って連呼するだけがアメリカ人じゃないし、差別主義者ばかりが南部じゃないんだな…と、改めて当たり前のことを感じました。

良い本です。
PR

本とか Trackback() Comment(2) HOME ↑Go to Pagetop↑

桜開花!

2006/03/31 (Fri)
 

職場の窓からパシャり。
まだ八分そこそこだけど、名古屋にもようやく桜前線が来た模様です。
うちの地元はまだだけど。

今度はもう少しまともなところの写真撮ってきます!
これは流石にね…

それにしてもここは空が狭い…
なんちゃって(笑


ところで、ZIP-FM(東海ローカルのラジオ局)の「J-FRIDAY」を仕事しながら聞いてたら、パーソナリティーのジェームスが
「さっきからチェリーって感じの曲を思い出そうとしてんだけど、うる星やつらしか思い出せないんだよね~。」
っておい!お前何人だよ!(爆笑
…って日本生まれの日本育ちなのよねジェームス…(笑

生活雑記 Trackback() Comment(0) HOME ↑Go to Pagetop↑

雪やこんこん

2006/03/30 (Thu)
 

写真だと分かりにくいけど、実は結構な勢いで雪が降ってます。

家から駅まで自転車で大体10分くらいなんですけど、それまでの間に服が真っ白になるくらい雪まみれになっちゃいました。

駅に着いてすぐに雪をバサバサと払ったけど、すでにグッショり…
寒い…そしてびしょ濡れの僕に対する電車内の方々の視線が痛い…

でも雪のお陰か乗客が少なくて、ゆったりと座ることが出来たからまあいいか(笑

生活雑記 Trackback() Comment(0) HOME ↑Go to Pagetop↑

夜景雨雨

2006/03/28 (Tue)
雨です。げんなりするほど雨です。

 

でも、実は濡れた路面を車のヘッドライトが照らし出して光が乱反射するのが好きです。
それに、ネオンが放つ色とりどりの光が空気中の雨粒に拡散されてふんわりと輝くのも好きです。

でも、やっぱりあたり一面田んぼばかりの田舎道で、暖かい春の嵐を傘もささずに全身で受け止めるのが一番好きです。
土の匂い、草木の匂い、生き物の匂い…
甘い匂いや苦い匂い…いろんな匂いが混ざり合って、独特のむっとするような匂いを放つんです。田舎道って。

この匂いを胸いっぱいに吸い込むと「春が来た」って実感が湧くんです。

生活雑記 Trackback() Comment(0) HOME ↑Go to Pagetop↑